求められるスキルとは

Web、モバイル、人工知能と、常に注目を集めているIT業界は最先端で将来性があり魅力的なため、働きたいと考える学生も多い。
気になるのは、就職の際に求められるスキルだろう。

新卒でIT業界を希望する人が多いが、理系でコンピューター系の学生以外には難しい、と考える人もいるはずだ。
しかし、IT業界で働くためには、必ずしもコンピューターの知識が必須であるとは限らない。
実際にはIT業界で働く全員がコンピューター系出身ではないし、文系で学生時代にプログラミングを習ったことすらない人も多く活躍している。
入社してから2年から3年は誰でも勉強の時期であり、企業としても学生にコンピューターの知識はさほど期待していない。
入社してから技術系の知識を付けてもらおうと、研修や資格試験取得を応援しているところもある。

履歴書や面接においては、技術系スキルよりもポテンシャルが評価される傾向にある。
学生時代の経験から、リーダーシップを発揮したこと、グループの中で自分が主体となって解決したトラブルを話してみると良いだろう。
IT関連の仕事では、コミュニケーション能力や課題解決能力が求められる。
もし入社して配属された職場で課題が発生したとき、どのように行動するのかを見ている。
主体的に自分で何か解決できないかと行動した経験を、仕事で求められるスキルに沿うように、エピソードとしてまとめてみると効果的だろう。